千秋公園・二の丸広場改修・歴史的イベント広場

2013.03
千秋公園・二の丸でこの冬から始まった改修工事は、広場でのイベントの際に邪魔になっていた芝生上の灌木とモニュメントを撤去し、園路で分断されていた芝生を一体化させ、イベントに利用しやすいオープンスペースとして再生するもの。同時に東側土手に上るスロープ散策路も整備された。
以前に記事(下記関連記事を参照)にしたとおり、広場の端にステージを設置する場合、とくに中央部の灌木が観客の視界をさえぎっていた。
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2012.04 観桜会の露店がならぶ二の丸広場(改修前)


2013.03
芝生上から売店脇に移動した噴水モニュメント「少女と鳥」。その向こうで芝生を植栽中。
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2013.03
芝生中央部の灌木は「佐竹史料館」前庭に、灌木に囲まれていた照明灯は芝生の東側に移動。

2013.04

2013.04

2013.04
「佐竹史料館」前庭に移動したモニュメント「空」。

2013.04
今回の改修で残念だったのがトイレ前にあった藤棚の消失。東側土手に上るためのスロープ造成のため、枝振りの見事な藤棚が撤去されてしまった。移植先は不明。
バリアフリー化は結構だが、さして見どころのない土手へ向かうスロープを、景観を壊してまでつくる必要があったのだろうか。

2008.05 消えた藤棚の下で記念撮影する中国系観光客

2013.04
スロープ散策路は間伐材(秋田杉)ウッドチップ舗装。
▼二の丸広場今昔

2004.05 松竹映画『釣りバカ日誌15』ロケ

2004.07 建都400年祭り絵巻

2004.07 建都400年祭り絵巻

2004.07 建都400年祭り絵巻

2008.05

2005.06 北村治禧「空」昭和45年設置(秋田ライオンズクラブ結成10周年記念)

2008.05 阿部米蔵「少女と鳥」昭和36年設置
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2010.09 千秋公園ジャズインプレッション

2010.09 千秋公園ジャズインプレッション

2010.09 千秋公園ジャズインプレッション

2011.09 千秋公園ジャズインプレッション

2012.06
久保田城の時代は参勤交代の際などの集合場所として、また、能楽や町踊りが上覧に供された二の丸広場は、明治中期以降は運動場となり、野球大会、サバグチ(綱引き)、サーカス、博覧会、大音量レコードコンサート・・・など、さまざまな催しが行われた。詳しくは下記関連リンク先に。
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明治末「県立図書館」(現・佐竹史料館の地)より二の丸

二の丸運動場・大正期
西側にブランコ、鉄棒、遊動円木など。

二の丸・観桜会のにぎわい・昭和初期
戦前から戦後にかけて、ステージは広場の突き当たり(北端)に設置されていた。
昭和29年(1954)春、乾燥期の風の強い日は砂塵が舞っていた二の丸広場が緑地化される。
中央部および両サイドに芝生を植え、園路を通し、芝生の真ん中に500ワット水銀灯を設置、その周りをシュロとイヌツゲで囲む。その後、南と北にモニュメントが設置されたが、今回の改修でそれらを撤去。観桜会を前にして、二の丸広場は約60年ぶりに装いを新たにした。

灌木に囲まれた水銀灯・昭和40年頃
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