二〇世紀ひみつ基地

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町家の軒先に違和感・季節外れの御神灯


高堂酒店(秋田贔屓)2013.02

川反一丁目の町家「高堂酒店」旧店舗。

現在は秋田の工芸品・雑貨などを扱うデザインショップ「秋田贔屓」(あきたびいき)が入居しており、営業中は御覧のように「左巻き三つ巴紋・裏に日の丸」が印された提灯を看板代わりに下げているのだが、それを目にするたびに強い違和感をおぼえてしまう。特に雪の降り積もった冬場は。

そもそもこの提灯は、外町(とまち)の総鎮守である日吉(ひえ)八幡神社、通称「山王さん」の御神灯(ごしんとう)で、日吉八幡神社秋季大祭(山王祭)の二日間に限って(かつては春季大祭の折りも)家々の軒先に下げられるもの。

ハレの日でも無いのに、年がら年中、軒先に山王さんの御神灯を下げることは、祝日でも無いのに毎日、軒先に「日の丸」を掲揚するのと同様な、常識を外れた行為なのである。


山王祭の宵(豊島町にて) 2005.09

外町の家々に御神灯がともる光景は初秋の風物詩。

文化年間(1804〜1818)の『六郡祭事記』に、「この夜、総氏子より出す所、灯籠百千数、城下より八橋の里に到る道路、社の境内まで昼の如し」と、山王祭が久保田町(現在の秋田市中心部)を代表する祭りだった往年の、きらびやかな宵祭りの様子を伝えている。

各町内には置山と舞台が設けられ、大きな曳山が練り歩き、近在からの見物人もあわせて、深夜まで大いににぎわった秋祭りも、今では規模を縮小し、外町の一部住人だけの、さびしいものとなっている。

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