二〇世紀ひみつ基地

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オンライン地図をかなもじ表記する「かなまっぷ」の試み

2011年11月末、ゼンリンデータコムが実験的地図サービスを公開している「いつもNAVIラボ」において、注記をすべてひらがなで表示する「かなまっぷ」を公開した。

将来的には子供向け地図や学習用コンテンツ、旅先の地名の読み方を確認する際に活用されることを目的に開発中という。秋田でいえば「及位・のぞき」など、国内には難解な地名が多いので、これは使えそう。
かなまっぷについて
    「かなまっぷ」とは、地図の注記をひらがなに変換した地図です。
    「かなまっぷ」の変換は一般的な辞書にて自動で行っているため、誤ったよみがなになっている箇所がまだ多くございます。皆様のお住まいの地域やご存知の地名でもし誤りがございましたら「このあたりの正しいよみがなを投稿する」というリンクからご指摘いただけますと幸いです。
    ※投稿いただいた正しいよみがなの修正対象はこの「かなまっぷ」のみとなります。
さっそく秋田市楢山周辺を検索してみると、すぐに間違いを発見。



築山小(ちくざんしょう)が「つきやましょう」。その隣の長泉寺(ちょうせんじ)が「ながいずみじ」。表町のト一屋(といちや)が「ほくいちや」。そのほか・・・

中通小(なかどおりしょう)=「ちゅうどおりしょう」
秋田和洋女子高(あきたわようじょしこう)=「あきたかずひろじょしこう」
平野政吉美術館(ひらのまさきちびじゅつかん)=「ひらのまさよしびじゅつかん」
木内(きのうち)=「きうち」
彌高神社(いやたかじんじゃ)=「やこうじんじゃ」
久保田城御隅櫓(くぼたじょうおすみやぐら)=「くぼたしろこすみろ」
竿燈大通り(かんとうおおどおり)=「さおとうだいどおり」
太平山三吉神社(たいへいざんみよしじんじゃ)=「ふとへらやまさんきちじんじゃ」
日吉八幡神社(ひえはちまんじんじゃ)=「ひよしやはたじんじゃ」
八橋陸上競技場(やばせりくじょうきょうぎじょう)=「はちきょうりくじょうきょうぎじょう」
クルーザーバレー八橋=「クルーザーバレーはちばし」
新政酒造(あらまさしゅぞう)=「しんせいしゅぞう」
金照寺山(きんしょうじやま)=「きむあきらてらやま」
萬雄寺(ばんゆうじ)=「よろずつよしじ」
宝袋院(ほうたいいん)=「たからふくろいん」
弘願寺(ぐがんいん)=「ひろしねがいいん」
声体寺(せいたいじ)=「こえたいじ」
蓮住寺(れんじゅうじ)=「はちすじゅうじ」
鱗勝院(りんしょういん)=「うろこかちいん」
浄願寺(じょうがんじ)=「きよしねがいじ」

金照寺山が「きむあきらてらやま」ww
浄願寺を「きよしねがいじ」って読むと、まるでキリスト教会みたい

ざっと目を通しただけでもこれだけの間違いが。上記地名の一部を「このあたりの正しいよみがなを投稿する」で指摘(反映するまでは時間がかかる)したが、次々と現れる誤記を訂正していては切りがないのでやめた。

地名の読みに関しては、国土地理院のデータベースか、日本郵政の郵便番号データをもとに作成しているのか、ほぼ正確だが、交差点名・施設名などに間違いが目立ち、とくに寺社名が使えない。

アルファベットだけで表記する英語の単純さと比べ、日本語は「訓読み」の他に三種の「音読み」(呉音・漢音・唐音)と、音読みと訓読みを組みあわせた「重箱読み」「湯桶読み」がある複雑な言語。その重層的構造がおくゆかしい日本文化を形成しているわけだが、漢字をひらがなに表記することのむずかしさがここにある。「かなまっぷ」が正式公開されるには、気が遠くなるほどの時間と、多くの協力者が必要だ。

まだまだ完成にほど遠い地図サービスだが、地名に関しては正確だと思われるので、読みの分からない地名を調べるには重宝するだろう。

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関連リンク

かなまっぷ | いつもNAVI ラボ

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