秋田「納豆ラーメン」三題

県内のラーメン店で結成した「秋田成ト会」監修により、この(2011)11月からサークル K サンクスで限定販売されている「味噌納豆らー麺」298円。
納豆と味噌の定番コンビ(納豆汁)に唐辛子(豆板醤)をくわえた濃厚スープが体を芯から温めてくれる、冷え切った夜に食べたい一杯だが、辛みが強すぎて納豆のマイルドな風味を殺してしまっているのがいただけない。
あくまでも納豆を売り物にしたラーメンにもかかわらず、唐辛子のほうが出しゃばっている主客転倒。辛さを抑えるか、辛み(豆板醤)を別袋にして、それぞれの好みで調整できるようにしたらよかった。
なによりもいけないのは、ラベルに「辛さ」を示す文字が見当たらないこと(原材料名に「豆板醤」と小さく表示されているが)。納豆は好物でも唐辛子が苦手な人が購入する可能性があるのだから「辛味噌味」であることを目立つように表示すべきだった。
秋田ラーメン店会-秋田成ト会(なるとかい)
納豆ラーメンのルーツは、すりつぶした納豆を味噌汁に溶かした納豆汁。体が温まる滋養食として、古くから日本各地で食されていたらしい。
秋田で納豆ラーメンの老舗といえば、楢山川口境、東部ガス向かいで「元祖納豆ラーメン」を名乗る食堂「喜楽」。川反時代にはよくノレンをくぐった思い出深い店だ。
かん水を入れない自家製細麺。地場の納豆と田舎味噌を合わせた味噌だれを使うことで、とろみのある納豆風味のスープが自慢です。かつては川反五丁目「八番館」向い角のビル一階にあって、ラーメンで〆る酔客で遅くまでぎわっていた店は今、東部ガスの社員がランチタイムに押し寄せてごったがえしている。ブログ「元祖納豆ラーメン喜楽」より
元祖納豆ラーメン喜楽
喜楽 - 羽後牛島/ラーメン [食べログ]
しんがりに控えるは、大町一丁目(旧・上肴町)に直営店を構える納豆専門店「二代目福治郎」による、こだわりの納豆ラーメン。厳選した100%国産大豆二種類をブレンドした専用納豆・味噌ベースのスープ・生麺がセットで、二食入り 840円から。秋田駅ビル「トピコ」一階「秋田駅前産直市場」のほか、公式ネットショップからも購入できる。詳細な試食レポートなどは下記リンクに。
【試食レポート】納豆専門店が作った『納豆ラーメン』の驚くべき味! - ガジェット通信
★素材にこだわる日本一高い納豆★ 納豆専門店「WEB二代目福治郎」公式ネットショップ
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