二〇世紀ひみつ基地

●土地の記憶●歴史●民俗●路上観察●広告●音楽●二〇世紀ノスタルジア・・・秋田市を中心に

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

黄泉に沈んだ『うれしいひなまつり』友川カズキ

友川カズキ 映画公開記念ライブ
於プレイタウンホール
2011年2月26日 (土) 27日 (日)

両日ともに立ち見の出る超満員の客席に、能代工業バスケ部時代の恩師・加藤廣志先生の姿も。最新アルバム『青いアイスピック』には加藤先生が登場する「明るい耳」という楽曲が入っているのだが、なんだか叱られそうで、今回は先生に CD を送るのをやめていたという。友川にとって先生はいつまでたっても恐ろしい鬼監督なのだ。

聖と俗、光と闇、優しさと厳しさ、繊細と大胆・・・、相対するものが渾然一体とする友川のライブ。全身全霊から放たれる言霊(コトタマ)と音霊(オトタマ)の刃は、還暦を過ぎてなお鋭さを失わず、切れ味をいや増すばかり。

ライブの後、どんな音楽、特に歌物を聴いても、ふぬけたものにしか感じられないという後遺症にしばらく支配される。

「一人ぼっちは絵描きになる」ライブ in 大阪 2011 by kazuki tomokawa
2011年1月27日(木)at 心斎橋ジャニス (大阪)
友川カズキ (G,Vo)
永畑雅人 (Pf,Accd,Mando)
石塚俊明 (D)
イガキアキコ(guest:Vl)

終演間際に演奏された「2010、夏、オガ(お母)」が泣かせる。


2010年11月25日 KRAPS HALL

蝋燭を立て線香を燻し 長く暑い夏を終えた
脳みそも溶け夜勤を終えた 九月のさなか児玉ミヤが
黄泉に沈んだ『うれしいひなまつり』 会わず間にまっさかさまだ
九つ四つ さとる聞こえるか?
九つ四つ おじっちゃ聞こえるか?

光の糸を手繰り寄せて オガがさっきそっちゃ行ったど
焼場の熱に目をやられ 天心に向かう背中が見えない
子守代わりに聴かせてくれた 美空ひばりの『花笠道中』
映せ孤独をうつらな胸に 同一無比のオガの孤独を
『青いアイスピック』に収録されているこの曲は、昨年他界した育ての母への鎮魂歌。歌詞に登場する『うれしいひなまつり』とは「あかりをつけましょ ぼんぼりに・・・」でおなじみの、サトウハチロー作詞の童謡である。

以前に書いたように『うれしいひなまつり』は、サトウハチローの若くして他界した姉に対する鎮魂歌でもあった。そのことを知ってか知らずでか、友川はこの歌を昔からライブでよく唄っていた。


うれしいひなまつり/友川カズキ

_________

関連記事

二〇世紀ひみつ基地 哀しきひなまつり

二〇世紀ひみつ基地 産館ホールへ行こう
二〇世紀ひみつ基地 どこにもない絵・友川カズキ
二〇世紀ひみつ基地 友川カズキはコトバを越える
二〇世紀ひみつ基地 秋田の犬、EUで吠える
二〇世紀ひみつ基地 広小路に「ヤング広場」オープン・1972
二〇世紀ひみつ基地 友川カズキと能代バスケット
二〇世紀ひみつ基地 映像作家ヴィンセント・ムーン、友川カズキに迫る
二〇世紀ひみつ基地 ホームコメディの主題歌は「生きてるって云ってみろ」
二〇世紀ひみつ基地 友川カズキ主演映画・ベスト音楽映像賞受賞!
二〇世紀ひみつ基地 稀代の表現者ちあきなおみ&友川カズキ
二〇世紀ひみつ基地 ドキュメント映画『花々の過失』予告編・友川カズキ
二〇世紀ひみつ基地 友川カズキ『花々の過失』秋田上映&ライブ決定
二〇世紀ひみつ基地 おい、俺を撃つなよ!・金八先生と友川カズキ

関連リンク

友川カズキ :: KAZUKI TOMOKAWA


| 読む・観る・聴く | 22:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://20century.blog2.fc2.com/tb.php/782-4289f98e

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT