歯車ぐるぐる幾何学模様
正式名称は「スピログラフ」といい、考案者はイギリスのエンジニア、フイッシャー氏。1965年ころ商品化し店頭に並ぶと、ろくに宣伝もしていないのに口コミで爆発的ブームとなる。

米国KENNER'S社 1967

豪華セット!!
日本で「スピログラフ」を売りだしたのは、釣具メーカーのダイワ精工。海外戦略のために飛び回っていた当時の副社長がブームに目をつけ、考案者と会い輸入販売の契約をまとめる。最初は輸入品を売っていたが、国産化し販売するために「株式会社セイコウ」を創設、西山清章商店が販売窓口となりデパートや玩具店へ流通させたが、ブームの終焉とともに「株式会社セイコウ」も解散している。

昭和四十二年当時の価格は1.750円、公務員の初任給が25.200円の時代だからかなりの高級玩具であった。しかし、都内百貨店での実演販売は好評で、予想以上の売り上げだったという。
祭りの露店に出ていたバチモン(まがい物)の小型定規は50円くらいだったと思うが、ボールペンを差し込む穴が貫通していない不良品も多かった。
商品名は「スピロデザイン」(株式会社タカラ)、「デザインスケール」など。

実演販売中のインドの露天商
| 昭和・平成ノスタルヂア・秋田 | 18:30 | comments:4 | trackbacks:2 | TOP↑
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