二〇世紀ひみつ基地

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露店にはカラーヒヨコがいた

昭和三十年代の木内の新聞広告にこんな文章がある。

こどもの日、木内デパートではお子様に金魚を差し上げます
なお、入れ物は各自ご持参下さい

たかが金魚と思われるかも知れないが、たかが金魚目当てに開店前から容器を持った子供たちが行列をつくる時代だった。同じころ、金座街にあった金鳥園ではヒヨコのプレゼントがあったと記憶している。

かつては祭りの露店にも、ヒヨコやミドリガメなどの生き物が売られていた。中にはスプレーでカラフルに着色された「カラーヒヨコ」もいて、そのほとんどは、買って間もなく死んでしまうのが常で、まれに生き残って成鳥となったニワトリは、子供が知らないうちに絞められて食卓に上がることもあった。可愛がっていたピヨちゃんがいないことに気づき、事の次第を知り泣きわめいてもあとの祭り、すでにピヨちゃんは己が胃の中にあり、血肉と化すプロセスが進行中。悔恨と罪悪の念にさいなまれ、この世の無情を知るのだった。

20050504233405.jpg

昭和三十年代始めに「カラーヒヨコ」を売り始めたのは、駄菓子屋のロングセラー商品「よっちゃんイカ」の創業者で現社長。処分されてしまう雄のヒヨコを孵化場からタダでもらい、生きているヒヨコはエアブラシでピンク色に着色し「カラーヒヨコ」として販売。死んでいるヒヨコは、原型をとどめないようにクチバシと足をハサミで切り、タレをつけて「スズメ焼き」として売りだし好評を得たという。

詳細はコチラ
「よっちゃんイカ」の社長インタビュー

日本の露店からは消えてしまった「カラーヒヨコ」は、東南アジアでは今も現役。
カラーヒヨコ

| 昭和ノスタルヂア・秋田 | 23:00 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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| ハスの実の穴 | 2005/08/16 02:15 |

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