二〇世紀ひみつ基地

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しもつけの薄紅霞む里の家



後の日に知る繍線菊(しもつけ)の名もやさし 山口誓子

シモツケ(下野)学名:Spiraea Japonica
バラ科シモツケ属の落葉低木

梅雨入り頃、生家の生垣に名も知らぬ薄紅色の小花がほころんでいた初夏の記憶。群れて咲く小花の、ひょろりと長く伸びた雄しべが、遠目にぼんやりと霞んで見える。

シモツケの名は現在の栃木県にあたる下野(しもつけ)の国に産したことにちなむとされ、また、霜が降りたような花の姿から「霜付け」と名づけたともいわれる。

繍線菊(しゅうせんぎく)はシモツケの中国名。戦国の時代、繍線という名の娘の父親が敵の囚人となる。娘は捕らえられた父を救うため牢獄を探すが、すでに病気で絶命していた。父の墓標のかたわらに咲く一輪の花を記念に持ち帰り、父への手向けとして庭に植えた数年後、見たこともない美しい花を付ける。人々は孝行な娘の名前を取って、その花を繍線菊と名づけたという。

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