二〇世紀ひみつ基地

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赤門前の石敢當・紅色は魔除けの色

街角の文化財・魔除けの「石敢當」その二


所在地・南通築地(旧築地下本町)
表記・石敢當  高さ・約33cm
撮影・2006.08

築地の丁字路に建つ石敢當(いしがんとう)。もともとは方尖形の端正な姿であったが、降り積もった雪に埋もれた数年前の冬、除雪ブルドーザーのブレードがその一部をえぐるように傷つけてしまう。それ以降、積雪期になるとコンクリートブロックによる防御が施され、昨年はそれに加えて目印の棒が立てられるなど、所有家に大切にされていることがうかがえる物件である。


雪囲い 2009.12

石敢當は設置した家の敷地内にあるのが普通だが、この物件は例外的に敷地から離れた市道上に電柱と並んで建っているため、除雪用ブルドーザーによる被害に遭いやすい。


2005.03

近所の人たちに「赤門」と親しまれた江畑家の冠木門(かぶきもん)。ブロック塀になる前は、おなじく築地にある本家の「赤門」(下記関連リンク参照のこと)と同様の黒板塀が、武家屋敷にふさわしい落ちついた風情をみせていた。屋敷の裏に「赤門荘」という名のアパートがある。

耐水性と耐光性に優れ、木材を保護することから、寺社建築などに使われた紅色の顔料を紅殻(べんがら)という。原料となる酸化鉄を含有する粘土の主要産地がインドのベンガル地方であったことからベンガラの名で呼ばれ、その色が「血の色・強い生命力」を象徴することから、古代より「魔除けの色」とされ、縄文土器や古墳の壁画の彩色に用いられてきた。

魔除けの紅殻で彩られた「赤門」、そして門前に建立された魔除けの石敢當。呪術的な意味合いを秘めた二つの物件があいまって、今も門前に強力なバリアを形成しているのかもしれない。


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