二〇世紀ひみつ基地

●土地の記憶●歴史●民俗●路上観察●広告●音楽●二〇世紀ノスタルジア・・・秋田市を中心に

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

栗山のナマハゲが居るたけやのパン

●ヤマキウとたけや製パンのコラボレーション


「たけや製パン」と、明治12年からのロングセラー商品「ヤマキウ秋田味噌」が、地産地消をテーマにコラボレーションした「みそっこシリーズ」が、この5月(2010年)初旬から発売されている。

種類はデニッシュ生地の「みそスティック」、「がんづき」、「味噌まんじゅう」の三種。

最も味噌風味が味わえそうな「がんづき」を食べてみたが、しっとりした蒸しパンのほどよい甘さと、秋田味噌のほのかな風味と塩味がバランス良くマッチし、食べ応えも充分に小腹を満たす。



味噌色をした表面に白ゴマが点在する。



その内容はともかく、県人に永く親しまれた馴染み深い「ヤマキウ秋田味噌」そのままの懐かしいパッケージが、他のパンの中にあってひときわ眼を惹く。昔は市販の味噌といえばヤマキウが寡占状態であったから、秋田を離れて暮らすものにとっても郷愁をおぼえるパッケージであろう。



「ヤマキウ秋田味噌」にナマハゲのイラストを提供したのは、五城目町生まれの日本画家・館岡栗山(りつざん・明治30年~昭和53年)。

素朴で土着的エネルギーに満ちた、踊るような軽妙な筆致で、秋田の祭・郷土芸能をテーマとした作品を好んで描いた、栗山の筆による味わい深きナマハゲの画と、これも栗山の書と思われる「秋田味噌」の文字が配置された意匠は、数ある秋田ローカル食品のなかでも、秀逸で息の永い定番パッケージデザインといえる。


●「がんづき」という郷土菓子

「がんづき」という名の蒸しパンが秋田で見られるようになったのは比較的最近のこと。もともとは岩手方面の家庭で古くから、農繁期のおやつとして作られていた、小麦粉に重曹と黒砂糖を加え、クルミやゴマをトッピングして丸く蒸し上げた郷土菓子である。

その名の由来は「雁月」で、丸い蒸し菓子の上にトッピングした黒ゴマを、月と雁(かり)の姿に見立てたもの。また、もともとは神前にお供えするために作った「神搗」という名の菓子が、やがて「がんづき」と転訛したものともいう。

_________

関連記事

たけや製パン -(ひみつ基地内検索)

二〇世紀ひみつ基地 麒麟ビールの宣伝カーがやって来た!

関連リンク

元祖秋田味噌 清酒太平山 小玉醸造株式会社

すばらしい先輩たち 第2集 館岡栗山
館岡 栗山(たておか りつざん)
舘岡栗山筆「秋田の踊り」部分

お菓子なみちのく・がんづき目次
がんづき - okashihimeのおやつな生活

| 食材・食文化 | 22:00 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| - | 2010/05/17 14:51 | |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://20century.blog2.fc2.com/tb.php/705-262ea0f9

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT