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映像作家ヴィンセント・ムーン、友川カズキに迫る



フランスの人気映像作家ヴィンセント・ムーンが、感動を覚え注目するアーティストのビデオ・クリップを撮影し、音楽映像配信サイト LA BLOGOTEQUE で公開するプロジェクト The Take-Away Shows に友川カズキが登場。この早春(2009)に来日し、大阪で撮影したものだ。


パート1の冒頭からバックに流れる曲は「海みたいな空だ」。つづいて、かつての遊郭街・飛田新地に建つ料理屋「鯛よし百番」の和室で、最新アルバム『イナカ者のカラ元気』の一曲目に収録されている、稲垣足穂の小品に曲をつけた「星を食べた話」を唄う友川。フラット・マンドリンの伴奏は永畑雅人。


パート2も同じく「鯛よし百番」の和室で、曲は「ピストル」。その歌に永畑のマンドリン、パリ在住スペイン人ギャスパー・クラウスのチェロによるインプロビゼーションがからみ、唄い終わって、いつものようにコップ酒をあおる友川。



パート3は「鯛よし百番」から夜の大阪の町へ出て、エコーの効いた路上に腰をおろし「井戸の中で神様が泣いていた」「絵の具の空」、ギャスパー・クラウスは路上に寝転んでチェロを鳴らす。

対象に肉薄するカメラが捉えた、独特の質感をともなう映像は美しく見応えがある。





大サイズの動画は下記サイトに

Kazuki Tomokawa - Kazuki Tomokawa - LA BLOGOTHEQUE
Kazuki Tomokawa > Videos(歌詞付き)

ヴィンセント・ムーンは、このビデオ・クリップとは別に、友川主演のドキュメンタリー映画 "La Faute Des Fleurs"(邦題:花々の過失)を製作、本年11月に開催される「コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭」に出品。12月にはギャスパー・クラウスを迎えて、東京で公開記念ライブが開かれる。

飛田鯛よし百番
飛田鯛よし百番 posted by (C)yojibori

いかにもフランス人が好みそうなジャポニスムあふれる、有形文化財に登録されている近代和風建築「百番」。宮崎駿のアニメ『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルになった目黒雅叙園の縮小版のような、大正時代に建てられた遊郭の豪華絢爛たる内部装飾の一部分は、悪趣味かつチープでもある。その珍景的チープさ加減もまた、この建物の魅力のひとつなのだが。

飛田新地の入口にあたる大門の近くに置かれた、格式の低い遊郭は「一番」と呼ばれ、奥に歩を進め、その番号が増えるほど遊郭のランクも高くなったという。「百番」はステイタスを表す屋号だった。

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関連リンク

Kazuki Tomokawa
友川カズキ・オフィシャルサイト

LA BLOGOTHEQUE
Take Away Shows を配信する、パリ発・音楽情報配信サイト

CPH:DOX 2009:
コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭
La Faute Des Fleurs(邦題:花々の過失)

飛田 鯛よし百番 - まちかど逍遥
ぐるなび - 鯛よし 百番
鯛よし 百番 - Google 画像検索

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