家印のある風景・那波系編
家印(いえじるし)とは商家をあらわす記号、店頭の暖簾・看板などに印された、今でいうロゴマークのこと。
今回は街角でみつけた、秋田を代表する商家・那波家とその分家の家印を特集。
まずは本家の那波商店(那波三郎右衛門家)の家印「一に△」から。

那波呉服店 大正期

升屋 04.03(消失物件)
山王大通りに面した那波呉服店の跡地に昭和40年代に竣工した「升屋」(那波商店呉服衣料品部)。

「升屋」現店舗 川反三丁目

那波商店醸造部 土崎
味噌・醤油の醸造元、ブランド名は「山蕗」。

新聞広告 昭和6年
那波商店酒造部の酒銘は当初「秋田川」だったが、仙北の同業者に商標登録を先に申請されたため、後に「銀鱗」と改名し今に至る。

家印入、備前焼の甕(かめ)
那波商店の酒屋では、このような家印の入った甕に自家製の清酒を蓄え、柄杓ですくって、量り売りやモッキリにしたという。

那波紙店倉庫
那波伊四郎商店(那波紙店)の、本家の「一に△」を「□」で囲った家印。
茶町の「那波紙店」の筋向かい、豊島町の角地でかつて営業していた「那波陶器店」の家印は、「那波紙店」の家印をさらに「○」で囲んだものだった。(下図参照のこと)

舛屋薬局 土崎
「一に△」に「モーニング娘。」のように「。」(句点)をつけた、土崎の「舛屋薬局」。「舛屋薬局」の詳細は以下関連リンクに。

登美屋
こちらは本家の「一に△」を「◇」で囲んだ、通町の「はきもの登美屋」(多可屋家)の家印。那波本家に近い川反二丁目でも、名字を冠した「多可屋履物店」の名で営業しており、そちらは「一に△」を「○」で囲んだ家印を使っていた。(下図参照のこと)

登美屋

_________
関連記事
二〇世紀ひみつ基地 人徳の商家・那波家
二〇世紀ひみつ基地 那波祐生と感恩講
二〇世紀ひみつ基地 那波紙店・町家
二〇世紀ひみつ基地 舛屋薬局・町家
二〇世紀ひみつ基地 那波呉服店という升屋の看板
二〇世紀ひみつ基地 ケヤキ並木のレストラン・那波家水汲み場
関連リンク
地酒物語ネット~地酒銀鱗の那波商店
今回は街角でみつけた、秋田を代表する商家・那波家とその分家の家印を特集。
まずは本家の那波商店(那波三郎右衛門家)の家印「一に△」から。

那波呉服店 大正期

升屋 04.03(消失物件)
山王大通りに面した那波呉服店の跡地に昭和40年代に竣工した「升屋」(那波商店呉服衣料品部)。

「升屋」現店舗 川反三丁目

那波商店醸造部 土崎
味噌・醤油の醸造元、ブランド名は「山蕗」。

新聞広告 昭和6年
那波商店酒造部の酒銘は当初「秋田川」だったが、仙北の同業者に商標登録を先に申請されたため、後に「銀鱗」と改名し今に至る。

家印入、備前焼の甕(かめ)
那波商店の酒屋では、このような家印の入った甕に自家製の清酒を蓄え、柄杓ですくって、量り売りやモッキリにしたという。

那波紙店倉庫
那波伊四郎商店(那波紙店)の、本家の「一に△」を「□」で囲った家印。
茶町の「那波紙店」の筋向かい、豊島町の角地でかつて営業していた「那波陶器店」の家印は、「那波紙店」の家印をさらに「○」で囲んだものだった。(下図参照のこと)

舛屋薬局 土崎
「一に△」に「モーニング娘。」のように「。」(句点)をつけた、土崎の「舛屋薬局」。「舛屋薬局」の詳細は以下関連リンクに。

登美屋
こちらは本家の「一に△」を「◇」で囲んだ、通町の「はきもの登美屋」(多可屋家)の家印。那波本家に近い川反二丁目でも、名字を冠した「多可屋履物店」の名で営業しており、そちらは「一に△」を「○」で囲んだ家印を使っていた。(下図参照のこと)

登美屋

_________
関連記事
二〇世紀ひみつ基地 人徳の商家・那波家
二〇世紀ひみつ基地 那波祐生と感恩講
二〇世紀ひみつ基地 那波紙店・町家
二〇世紀ひみつ基地 舛屋薬局・町家
二〇世紀ひみつ基地 那波呉服店という升屋の看板
二〇世紀ひみつ基地 ケヤキ並木のレストラン・那波家水汲み場
関連リンク
地酒物語ネット~地酒銀鱗の那波商店
| 散歩写真・路上観察 | 22:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
⇒ 木村 (06/23)
⇒ 経法大卒業 (06/16)
⇒ 川端たぬき (05/30)
⇒ (04/26)
⇒ 洋 (03/29)
⇒ 川端たぬき (03/29)
⇒ 秋田のSH (03/28)
⇒ taic02 (03/23)
⇒ のりぽん (02/05)
⇒ 川端たぬき (02/01)