二〇世紀ひみつ基地

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黄昏の街懐かしき鐘の音


勝平得之 秋田十二景「鐘樓餘景」昭和四年

鷹匠町の「鷹の松」越しに、外堀と千秋公園を望む。

公園の高台に夕陽を浴びて建つ鐘楼と家並み。鐘楼の高台と対峙するように、手前に配置した「鷹の松」が作品に奥行きを添える。

実際の鐘楼は「鷹の松」の延長線上よりも南に位置するため、この位置から「鷹の松」越しに鐘楼は見えず、その下につらなる家並みも実際の風景ではないが、そのまま写生したのでは“絵にならない”ため、勝平はそれぞれのイメージをコラージュして版画にした。

そのジオラマの如き黄昏時の光景は、どこか懐かしく、メルヘンチック。


秋田市街図・明治三十七年 ピンク部分が現存のお堀

勝平がこの版画を発表した昭和の始め頃、「鷹の松」からもう少し南寄りの場所から撮影したのが下の画像。



木造の鐘楼の下、着物姿の子どもらが貸ボートを浮かべて遊ぶ外堀は、県民会館の裏、鉄筋となった鐘楼の下に今も残る内堀へと続く。


鷹の松 08.05

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