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「竿燈」をバクッた「がいな万灯」の顛末

昭和六十一年、陸上自衛隊米子駐屯地の隊員が秋田の自衛隊員に「竿燈」を習ったことをきっかけに、鳥取県米子市に「竿燈」をそのままパクッた「がいな万灯」が誕生、徐々に規模を大きくして、今では米子の名物と呼ばれるまでなった。

米子がいな祭り2 がいな万灯 普通シーン

「がいな万灯」が行われる「がいな祭り」は、「竿燈もどき」のほかに「YOSAKOI」と「花火」がミックスされたオリジナリティーのかけらもない「米子の夏を彩る最大のイベント」。

最初は図々しくも「米子竿燈」を名乗っていたが、それを知った秋田市竿燈会は、「竿燈」の名称を使わないこと、形を変えること、県外に持ちださないこと、の三点を申し入れ、米子と念書を交わす。しかし、御覧のように二十年以上のあいだ、その形態はなにも変わらず、関係者のメンタリティーを疑わざるを得ない状態が永く続いていた。

ところが今年になって、過去に「竿燈」も参加したことのある、韓国・ソウルで九月に開催される文化交流イベント「日韓交流おまつり」から、「がいな万灯」に対して出演依頼が舞い込む。パクリを知っていながら依頼するあたりは、さすがにパクリ大国・韓国のメンタリティー。

秋田と交わした念書の一件があるため、米子側は五月中旬秋田を訪れ韓国行きを報告。秋田市竿燈会はこのとき、前々から言い渡していたように、万灯のデザインを変えるようにと釘を刺す。

その後、デザインの変更を伝えてきたことから「がいな万灯」の参加を認め、今回も参加する「竿燈」と同じステージに上がることになったという、「今更かよっ!!」と言いたくなる事の顛末であった。

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第35回 米子がいな祭

がいな祭り がいな万灯フォトギャラリー
竿燈大通り?とみまがう光景

JTふれあい北から南 - がいな万灯
3ページにわたって…

日韓交流おまつり 2008
トップページに前回の竿燈画像

がいな万灯 - Google イメージ検索

| 祭り・民俗・歳時記 | 20:00 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

論外

僕個人の勝手な意見ですが・・・パクル方はまったくもって論外の一言ですが、秋田県にもプライドは無いのかと腹だたしく思います。20年以上の間も、これといった対応策をとってこず、相手側に既得権という歴史を謙譲した挙句、今回も事なかれ主義的な和解とも取れるような、同じステージ登板。韓国の人たちも、もう何度も竿燈を見てきたでしょうが、結局はがいな万灯も同じようなものだという、日本の祭りという感じを持ち、たぶん拍手・拍手だと思いますよ。竿燈の歴史に泥を塗るような舞台に、何故に進んで出ようとするんですかねぇ。20年間の不履行を盾に、ガンとこんイベントへの参加取りやめを主張すべきだったのではないでしょうか。ふぅ~、興奮してきた。(笑)

| 多趣味の子沢山 | 2008/07/15 10:59 | URL |

興奮してしまう気持ちも良くわかります。

こちらに遠慮して米子側は出演をお断りするのが常識でしょうね。
もっともそれほどのデリカシーがあれば、
今までの盗っ人猛々しいパクリをとうの昔に止めていたでしょう。
知っていながらあえて依頼する韓国の思考も理解できません。

あちらは形を全く変えて出場するということですが、
「がいな万灯」は「竿燈」を真似てできた新しい祭りだということを、
パンフレットなりアナウンスで解説してほしいものです。

竿燈出場拒否も、また、同じ舞台で本物とパクリとの伝統と技量の差を見せつけるのも、
ひとつのプライドの示し方だと思います。見る人が見ればその差は歴然だと思うんですがね。

これで決着がついたわけではないので、今後の展開に注目したいと思います。

| たふらんけ。 | 2008/07/15 20:14 | URL |

 初めまして。
 私の父は男鹿の漁師から八郎潟干拓の仕事をし大阪、鳥取と転勤していました。
 話を読んで気持ちはよくわかりますが、私は境港(米子から電車で一時間ぐらい)で小学校から中学まで過ごしました。そこには、多くの秋田の人が、干拓のため、郷里を思い住んでいました。
 そばの魚屋は、秋田の人のため、はたはたを他県には送らず私たちのために仕入れ安価にて販売していた。とよく母から聞きました。そんな事実があるから、交流できているのじゃないですか?
 自分には、かなり悲しい話でした。

| kAZU | 2008/07/15 21:02 | URL |

kAZU さん

竿燈を観た米子の人が「自分たちの祭りが恥ずかしい」と感想を漏らしていたことがあります。
べつに米子市民を責めているのではなく、交流とかそんなことはまた別次元の、
お祭りに関わっている一部の関係者のデリカシーを疑っているんです。

| たふらんけ。 | 2008/07/15 21:37 | URL |

不愉快です

この件に関しては秋田市民として非常に不愉快な思いをしています。いくら形を変えたとは言え、初めて見る方にとっては、竿燈と万灯が同じものと思われるかもしれません。私も、この祭に関わって白々しく県外、ましてや海外へ持ち出そうとしている関係者の常識が理解できません。

この動画を見て某国の遊園地のパクリキャラクターを思い出しました。

| - | 2008/07/16 11:56 | URL |

↑ の書き込みの者です。名前を忘れていました。
失礼しました。

| TAKE | 2008/07/16 13:50 | URL |

厚顔無恥

今回の騒動で良かったことをあえてあげれば、
米子側が万灯の形を全く違うデザインにすると約束したことですね。
それでなければ、今のパクリがいつまでも続いていたわけですから。
それにしても、それほどまでして出たいものですかね。

実際どのような形になるのか、
もしかしてデザインの変更は韓国遠征時だけなんて可能性もありますので、(やりかねない)
今後も注目していきたいと思います。

| たふらんけ。 | 2008/07/16 20:56 | URL |

日本海側の都市は経済・社会面で似通った点があるように思え、鳥取も共感できる好きな県の1つです。ともに手を携えて発展できればと、今でも念じております。それだけに貴ブログで初めて知ったこのパクリは残念です。

冬に、どこか雪が降り積もる土地で子供がカマクラを造ること、寒い日にキリタンポを都会のそこかしこの家族が囲むことは、日本全国といわず世界中でそうされることを歓迎します。しかし、伝統のある祭事をその由来を明かさぬまま我が物として披露するとは、残念ながら人間としての精神の根本を疑わざるを得ないように思えます。

さらに憂うべき問題は、このような事実を知らなかったか、あるいは知りながら秋田市民や県民に知らしめなかった地元メディアの20数年に及ぶ怠慢です。そのため、秋田市民(あるいは県民)がどのようにこの事を受け止めているかを米子市を表明する機会を失い続けたのですから。

| ミドリの戦車 | 2008/07/18 01:18 | URL |

お久しぶりです

画像掲示板に何度か投稿させて頂いた者です。その節は貴重な情報を頂き、とても勉強になりました。

さて、竿燈の話です。大学生であった当時、米子出身の同級生とこの件で口論になりました。あちらさんの主張は「秋田のヤツは心が狭い」の一点張りであったのを思い出します。所詮、その程度なのです。

残念ですが、日本にもこういうメンタリティーの方がいらっしゃるようです。果たして、彼らに地場の文化は守れるのでしょうか。自分たちの風俗・文化を大事にしたければ、他にも同様の敬意を払うべきであると私は思うのですが、、、

| 駅東育ち | 2008/08/10 00:46 | URL |

駅東育ちさん
プライベートメッセージにて誤変換の御指摘ありがとうございます。

「がいな祭り」に関して、
地元の伝統ある盆踊りを復活せずに、なぜ物真似を続けるのかという、
米子市民のもっともな意見がありました。

「がいな」というのは「大きい」という意味だそうですが、
この言葉自体にうすっぺらな「虚栄」を感じますね。

| たふらんけ。 | 2008/08/10 10:12 | URL |

米子市民です。

がいな万灯の事を調べていてこのブログにたどり着きました。

1年も前の記事にコメントを付けて申し訳ないです。

米子市民としても
本当に皆様の言われているとおりです。
これは米子の名物でもなく
秋田の歴史を馬鹿にしている行為だと思います。
名前を変え、形を変え、恥も外聞も無く
自分の街の名物だと言い張るこの街が情けないです。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

| にすだ | 2009/08/04 02:36 | URL | ≫ EDIT















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