アオサギは青くない・千秋公園

千秋公園二の丸・湖月池にて
鶴に似て優美なアオサギが千秋公園の水辺に姿を見せるようになったのは五年ほど前からだろうか。旧雄物川河口の向浜コロニーから飛来すると想像されるアオサギはいつも単独である。

千秋公園二の丸・湖月池にて
「アオサギ・青鷺」という名前なのに、どう見ても青くはい。『大辞林』で「青」を引くと項目のなかに〔古くは、白と黒との中間の色を広くさし、「青馬」「青雲」など灰色をも意味した〕とある。
淡い灰色に近い「白毛」、もしくは白毛に黒色や濃褐色などの差し毛がある「葦毛」の馬を「白馬」と書いて「アオウマ」とよませている。「白馬」も「アオサギ」も、光の加減で微妙に青みがかった灰色に感じることもある。
また、古代の「アオ・青・蒼・碧」の概念は、「青」や「淡い灰色」だけではなく、「アカ・赤」と「クロ・黒」の中間に位置する幅広い色を指したともいう。緑色の野菜を「アオモノ」と呼ぶのもその名残なのだろう。
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