二〇世紀ひみつ基地

●土地の記憶●歴史●民俗●路上観察●広告●音楽●二〇世紀ノスタルジア・・・秋田市を中心に

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

シベリアケーキは大正ロマンの香り



先日、スーパーで「シベリア」という商品名の「シベリアケーキ」(たけや製パン)を発見。その名は知っていたが実物を見るのははじめて。



「シベリアケーキ」とは、大正から昭和にかけて流行した、羊羹または練り餡を、カステラまたはスポンジケーキでサンドした和洋折衷のお菓子、オリジナルは三角形で、「シベリア」または「シベリアパン」とも呼ばれている。

明治後期から大正初期頃から、東京周辺のパン屋で製造販売され、カフェーの前身であるミルクホールでも人気のメニューだったという。



「カステラがシベリアの雪原で、羊羹がシベリア鉄道を表す」、「カステラがシベリアのツンドラで、羊羹が黒竜江を表す」、「日露戦争に従軍した菓子職人が創作した」など、「シベリアケーキ」というネーミングの由来については諸説がある。

あがた森魚が昭和48年にリリースしたアルバム「噫無情 / レ・ミゼラブル」に収録された「最后のダンスステップ(昭和柔侠伝の唄)」という曲に、「シベリアケーキ」が登場する。





この曲で「シベリアケーキ」という言葉を初めて耳にした頃はまだ、往時のモボ・モガ(モダンボーイ・モダンガール)たちに愛された、エキゾチックな名を持つ未知のお菓子について、さまざまに思いめぐらすのみ。

それから35年の歳月を経て出逢った、たけや製パンの「シベリア」は、羊羹とスポンジのコンビネーションがマッチして食べ応えがあり、どこか懐かしさも感じさせる、B級グルメチックなお菓子であった。

一時はほぼ絶滅状態になっていた「シベリアケーキ」、最近になって復活させる店が増え、関東に限定されていた販売地域も、山崎製パンが限定販売するなど、全国的にメジャーになりつつあるようだ。

_________

関連記事

たけや(ひみつ基地内記事タグ検索)

関連リンク

横浜桜木町 シベリアのコティベーカリー
大正五年創業の老舗、水羊羹を使用する本格的シベリアケーキ

スイーツ図鑑・シベリアケーキ

シベリアデータベース

しべりや調査團 2007


| 食材・食文化 | 22:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

NHKタイムスクープハンターにシベリアが登場

川端たぬき様
今年もよろしくお願いします。

お元気でしょうか?

ところで、年明けの 2日、4日と大好きなNHKタイムスクープハンターがスペシャルで放送されました。「緊急指令!守れ秘伝の味」のタイトルでうなぎの蒲焼きについて、江戸時代と大正時代にまたがる過去にない構成でしたが、中に2回、シベリアが登場しました。1回目はチンピラ風の男が、「今シベリアを食ってきた。」と言葉だけの登場。続いて、朝の連続テレビドラマ、ごちそうさんの杏さんが、め似子役のまま、公園でシベリアをぱくついている場面。
杏さんはタイムスクープハンターの登場人物でもあるので、一人二役の粋な脚本でした。
大正時代をあらわす小道具としてシベリアが登場しましたが、私も、二〇世紀ひみつ基地の読者?なればこそ気がつきましたが、全国的には、何のことだか、わからない人が多かったかもしれません。
川端たぬき様の幅広い知識に感謝です。

ですから、次の記事のアップを心待ちにしています。


PS、今、思いつきましたが、タイムスクープハンターの脚本家も二〇世紀ひみつ基地の読者だったりして??。

| あきたのSH | 2014/01/05 21:25 | URL |

Re: NHKタイムスクープハンターにシベリアが登場

宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』の1シーンに「シベリア」が登場しことで、昨年の夏、このお菓子が、ちょっとした話題になったんですよ。今回の放送もそれの影響でしょう。

| 川端たぬき | 2014/01/11 20:37 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://20century.blog2.fc2.com/tb.php/419-a6735b52

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT