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秋田の元祖ゆるキャラ「ナミー&ハギー」

秋田の「ゆるキャラ」といえば、「秋田わか杉国体」のマスコットで、国体終了後は秋田県のマスコットキャラに抜擢された「スギッチ」を連想するが、その先輩であり、秋田に於ける「元祖ゆるキャラ」といえる「ナミー&ハギー」の存在を忘れてはならない。


仲小路・ワールドゲームズプラザにて

四年に一度、オリンピックで実施されていない競技を集結して開催される、スポーツと文化の祭典「ワールドゲームズ」が、秋田県を会場に開催された2001年の夏、公式マスコットの「ナミー&ハギー」が各会場に出没し、世界から訪れた選手たちの人気者になった。

第6回ワールドゲームズ2001秋田大会マスコット「ナミー&ハギー」
なまはげをモデルにした双子の兄弟
ナミー(ピンク)女の子、ハギー(ブルー)男の子
英語でNummy&Huggyと表記。
英語のnum(たくさんの人々)、hug(抱きしめる)という意味を込め、感動と交流を表している
卵形の胴体につぶらな瞳、八重歯のような牙。「スギッチ」は着ぐるみよりもイラストのほうが可愛いが、「ナミー&ハギー」は着ぐるみの方が可愛い。ただし機動性の点では動きやすい「スギッチ」に軍配が上がる。

大会の最中、後に「ゆるキャラ」というネーミングを発明する、みうらじゅんが来秋。スポーツ観戦が目的ではない「ナミー&ハギー」に逢いにきたのだ。
(前略)朝早く秋田のホテルを出て広場に向う。ああ、外は猛暑でアツアツだ。広場にいた係員に「ナミー&ハギーは来るんですね!」と聞いていたとき、き…来たあー!前方が見にくいらしく二匹ともフラついている。5分ぐらい広場をブラつき、すぐにテントに逃げ込むナミー&ハギー。なまはげは本来冬場のもの、猛暑はキツ過ぎるのだろう。(後略)
みうらじゅん『ゆるキャラ大図鑑』扶桑社より
広場というのは、日赤跡地に砕石を敷きつめて設けられたイベント会場「ワールドゲームズプラザ」に違いない。開会式から好天が続いた会期中、真夏の炎天下にあの着ぐるみは「中の人」にとっては過酷な仕事だったと思う。


ワールドゲームズプラザ

会期終了後「ナミー&ハギー」は身売りされ、秋田信用金庫のマスコットキャラに。三組あった着ぐるみのうち二組は、男鹿市からの要請で「なまはげ館」へ寄贈され、入口で来館者を出迎えている。


秋田信用金庫本店にて

秋田信用金庫のエントランスで客を迎える「ナミー&ハギー」。上半身だけの姿が、まるで手足をもぎ取られて自由を失ったかのようで、哀れさを感ぜずにはいられない。

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スギッチという「ゆるキャラ」を考察する

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秋田信用金庫

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