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クサレタマグラ・秋田方言

クサレタマグラなんさでもハマル

「タマクラ」とは、鎌や鉈などの、刃物と柄の間をつなぎ止める金属製の輪っかのこと。肝心かなめな部品であり、これが壊れたり腐ったりすると使い物にならない。



「タマクラ」が腐食して締まりが悪くなり、なんにでもハマル状態を、役に立たないくせに、何にでも口出ししてお節介を焼く者にたとえて「クサレタマグラ」と呼ぶ。それを肯定的にとらえれば、好奇心・弥次馬根性旺盛な者と拡大解釈することもできる。

別名「ボッコレ(壊れ)タマグラ」「メクサレ(目腐れ)タマグラ」。

しかし、一般的にいわれているこの説には不自然なところもある。「タマクラ」が腐れたり、壊れたりすることは、「なんにでもハマル」というよりは、「グラグラして使い物にならない」状態になることだ。だから、「クサレタマグラ」「ボッコレタマグラ」とはもともと、単に「使えない・役に立たない者」をさす言葉で、それが時代とともに変化したのではないだろうか。

「クサレ」は「腐れ」という意味のほかに、「クサレ○○○」などと使われる、罵倒語の接頭語にもなる。「クサレタマグラ」もその類の言葉といえるだろう。

その語源

「タマクラ」の語源は、万葉集の枕詞にも用いられる「玉釧・タマクシロ」=「上代の装飾品、玉で飾った腕輪」との説があり、また、「環・タマキ」=「手に巻く装身具」と「輪・ワ」が重なった「タマキワ」の転訛したものともいわれている。

02.gif
発掘された銅製の「環・タマキ」

腕に着けたまま葬られたため、その骨が残っている。

もうひとつのタマクラ

頚に白っぽい環状模様がある太いミミズを、「タマグラ」「タマグラミミズ」と呼ぶが、宮城県では「タマグラ」は「カタツムリ」をさす方言なのだという。

また、木の枝を二つ割りにして、魚を焼くときの焼き串としたものを、ばらけないように留める、木製もしくは土製(素焼)の輪っかのことを「タマグラ」と呼んだ。この焼き串は「挟み串」といい、魚の形をこわさずに焼くときに使われる。

20061108204011.gif

20061108204022.jpg
木製タマグラ

縄に通されて連なる形が、古代の「玉釧・タマクシロ」のようだ。

民族学者・柳田国男によれば、「タマクラ」はタマキ(環)のことで、魚を焼く木の枝や割竹の類、または藁苞(わらづと)を一つに束ねるための道具としているが、「タマクラ」という言語の分布については記していない。広い地域で輪っかのような環状の道具をすべて「タマクラ」と呼んだ時代があったのではないだろうか。

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| 祭り・民俗・歳時記 | 23:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

たふらんけさん こんちは^^

ん~何度も呼ばれたような気がする、、、(笑)

| Tamakura | 2006/11/09 08:53 | URL | ≫ EDIT

こんばんは~

■僕もよく言われていましたが、自分に都合よく肯定的
 にとっていましたが、意外と反対の意味があるんです
 ねぇ。(笑)
 他に「たまくらみみず説」どこを掘っても必ず出てく
 るところから・・・というのを聞いたことがあります。

| 多趣味の子沢山 | 2006/11/13 17:56 | URL |

Tamakuraさんのハンドルネームを漢字にすると「環・タマキ」
現代風に言えば「ring」、カッコイイですねぇ。


多趣味の子沢山さん
自分も好奇心(弥次馬根性)旺盛で、
何にでも頭をつっこむという点では、人に負けないクサレタマグラで、
おまけに、半可通のハンカクサイ奴です。

| たふらんけ。 | 2006/11/13 22:37 | URL |

リング

リングは丸い、丸はリング
なのに「四角いリング」とはこれいかに、、、^^;;;


コメント不要です。(爆)

| Tamakura | 2006/11/16 13:01 | URL | ≫ EDIT















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