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土崎湊祭り・戻り曳山

七月二十一日 例祭
戻り曳山

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下酒田町
外題「出羽の擾乱 後三年の役」

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南幕洗川
外題「智将義家 危難免る立馬郊」
飛ぶ鳥は雁

人形を照らす提灯が提げられた曳山は、昼とはまた違った表情をみせて、夜の八時、のろしを合図に祭りのクライマックスである戻り曳山(もどりやま)が始まる。

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南幕洗川

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各町内へ帰るための戻り曳山は、御幸曳山(みゆきやま)とは逆の順番で、見返しを前にして相染町を出発し、御囃子は、祭りもこれで終わり「あいや悲しや」という哀調あふるる「あいや節」。

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穀保町

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穀保町

御幸曳山と同じく、運行の合間には演芸が披露されるが、戻り曳山ではこれに「ドンドコドッケ」と呼ばれる盆踊りが加わる。これは土崎の祭りの名物であり、ひとつの見どころ聞きどころだ。

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将軍野二区

「ドンドコドッケ」というのは太鼓のリズムを言葉で表した擬音語で、竿燈が練り歩くときの「流し太鼓」と全く同じものの、「ドンドコドッケ」のほうは、かなりテンポが早い。この野趣あふるる泥臭いリズムは、秋田市周辺に古くから伝わる盆踊りの御囃子なのだという。

戻り曳山で「ドンドコドッケ」を耳にするたびに、切ないほどの郷愁の如き心の震えをおぼえ、胸が熱くなってしまうのは、遺伝子に刻まれた先祖からの記憶が呼び覚まされてのことなのだろうか。

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委員長クラスのお年寄りの踊る、年季が入った「ドンドコドッケ」は、さすがに老練。

拍子木の音が響き、音頭上げの声、ジョヤサの掛け声で動き出す曳山。曳き子たちは、寄せては返す波のように荒々しくうねり、軽油の香りを漂わせてギーギーとワッパ(車輪)は軋む。もの悲しい「あいや節」にのせて、神と人との饗宴は深夜までつづく。

AKT秋田放送
7月29日(土)14:30より
ヒューマンドキュメント「土崎港曳山まつり」放映


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