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狂い咲くあだ花の如く・ヤートセ秋田祭

「YOSAKOI・ソーラン」に感化された秋大生が企画し、数チームが参加して地味に始まった祭りも、今年で九回目を迎え、自治体をはじめ地域の協賛を得て、この二十四、二十五日の二日間、ニューシティー前の通りと、通町の半分を通行止めにして行われた。


オープニング・旗振り

日曜日は梅雨とは思えぬ晴天に恵まれ、東北六県から過去最多の四十五チーム、計約千五百人が参加。

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高知「よさこい祭り」をパクった、札幌「YOSAKOI・ソーラン祭り」系の祭りは、茶髪ヤンキー系集団の自己陶酔の世界という印象が強い。振り回す大きな旗はまるで暴走族の旗だし、当て字を駆使するネーミングもその系統。だからアンチも多い。

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地域の活性化とかなんとか理由を付けても、己のフラストレーションのはけ口にすぎない、伝統も地域性も希薄な祭りという印象がぬぐえないのだが、総踊りで我を忘れて楽しそうに跳ね踊る、老若男女の無邪気な笑顔をみていると、そんな否定的な思いも吹き飛び、これもありかなと思ってしまう。

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それに全部がヤンキー系なわけではなく、あえてその傾向を避けようとする意図がうかがえるチームや、保育所や小学校単位での参加も増え、そのバリエーションは多彩である。年齢も幼児から八十代のおばあちゃんまでと幅広い。子どもに自分の趣味を押し付けて、髪の毛をカラーリングさせたりするのはやめてほしいが。

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土崎・湊囃子をアレンジした土崎南小学校チーム

さんざん指摘されていることではあるが、世紀末に誕生した「YOSAKOI・ソーラン」系の祭は、幕末の閉塞感の中、民衆から沸き上がった「ええじゃないか」の乱舞に代表される、周期的に流行する日本人の「狂い踊り」の血が、同じく閉塞した現代に蘇ったのかのようでもある。さながら、狂い咲くあだ花のように。

それならば、見るのではなく、阿呆になって「おどらにゃ損」なイベントなのだ。

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関連リンク

ヤートセ秋田祭

| 散歩写真・路上観察 | 22:00 | comments:3 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

たふらんけさん、いらしてたんですか。
「参加する側」の親として祭りに関わって今年で3年目ですが、
今年の演舞者の盛り上がりは今後に期待が持てると感じました。
惜しむらくは、主催者サイドが準備に没頭しすぎて、事前PRが
全くといって良い程(特にWEB上)手が回らないことですか。

| ぢぞう | 2006/06/28 23:03 | URL | ≫ EDIT

ぢぞうさん

お子さんが参加されているんですね。
駅前とか産業会館跡地のころと比べるとずいぶん大きなイベントになったものです。
広報でもボランティアを募集していましたが、
あれだけの規模になると運営するほうにも苦労も多いのでしょうね。

| たふらんけ。 | 2006/06/29 21:38 | URL |

地域性や伝統とはあまり関係のない、突然発生したものなのに、これだけ人々にアピールするのはなぜか、参加したいと思わせるのは何故かということに(も)興味はありますね。そういえば先日よさこいの地元の人と話したら、よさこい自体が戦後の創作(捏造ともいえるか)で、発表の1週間前になっても曲ができてこなくてみながやきもきしたという話です。彼らは阿波踊りに対抗できるイベントが欲しかったという話です。

| koyu | 2006/06/30 00:52 | URL | ≫ EDIT















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9thヤートセ秋田祭 終了

子供たち&親たちの暑き戦い「ヤートセ秋田祭」とにもかくにも本日、無事に終わりましたね。祭にかかわった皆さま、おつかれさまでした。 まー、私らの写真を載せても冴えないので、見目麗しいあきた観光レディー 

| ぢぞう☆ぶろぐ “Zizou blog” | 2006/06/30 00:56 |

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