二〇世紀ひみつ基地

●土地の記憶●歴史●民俗●路上観察●広告●音楽●二〇世紀ノスタルジア・・・秋田市を中心に

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「金萬」から「銀萬」新発売!

昭和三十五年(1960)の春三月、秋田駅前の金萬から、開店五周年を記念して「金萬」の姉妹菓子「銀萬」が発売された。ここでいう「開店五周年」とは、店名を「金萬」と改めてから五年目という意味だろう。



「金萬」の初期の商品名は「金万」であったが、この時代は両方の名称が混在している。

美と健康の元・ローヤルゼリーを練り込んで、価格は一個十円。
「金萬」のほうは十五円か二十円だろうか。

三十年代の半ばといえば、ラーメン一杯が四十五円(東京都内)、「金萬」よりも大きくて食べごたえのある大判焼きが十円、秋田駅前、鎌田の「酒まんじゅう」も十円の時代。「銀萬」の登場は、庶民派の大判焼きや「酒まんじゅう」に対抗する意味合いもあったのではないだろうか。

この広告は、昭和天皇の第五皇女・清宮(すがのみや)御成婚記念の集合広告の一部だが、それを記念して発売されたのではなく、たまたまタイミングが合っただけだろう。

20060311181827.gif

写真は当時の実演販売の様子。しかし、その製造機器は「金萬」のものではなく、大判焼きの機械のようにみえる。これが「銀萬」の製造風景だとしたら、それは大判焼きのような大きなものだった可能性もある。だとすれば、広告にもその大きさをアピールするコピーがあってしかるべきだが‥‥‥。

この広告以降「銀萬」の文字は見られないことから、きわめて短期間の販売だったと思われる。

-----------

関連記事

二〇世紀ひみつ基地 金萬は秋田名物ではなかった!?
二〇世紀ひみつ基地 金萬のルーツはどこに
二〇世紀ひみつ基地 金萬は浅草から…
二〇世紀ひみつ基地 鎌田の酒まんじゅう

| 昭和ノスタルヂア・秋田 | 18:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://20century.blog2.fc2.com/tb.php/160-693e2f6f

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT