二〇世紀ひみつ基地

●土地の記憶●歴史●民俗●路上観察●広告●音楽●二〇世紀ノスタルジア・・・秋田市を中心に

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

金萬のルーツはどこに


「金萬」広告 昭和四十三年

かつては秋田駅前の金萬本舗店頭に、赤地に黒く、このイラストが入った看板が設置されていた。

今こうして見るとなんともインパクトあるキャラだったんだねえ。ロゴを入れるスペースの関係で、金萬が小判形をしているが、もしかして初期はこんな形だったなんてことは無いよね。

「金萬」=「都まんじゅう系」の菓子に、「唐饅頭」(とうまんじゅう)というものがある。前回取りあげた、札幌名物「とうまん」も「唐饅頭」のこと。

東京都港区西麻布、創業明治二十四年の老舗・和泉家の「名代・唐饅頭」は、小麦粉、和三盆糖、蜂蜜、卵黄などを味醂でこね、銅版の上に置いた銅製の丸型に生地を流し込みカステラ風に焼き上げる和洋折衷の饅頭。

20051104231241.jpg
名代・唐饅頭

工程は機械化されおらず、大きさは「都まんじゅう」よりも大きく、中身は黒餡なのだが、その風情は「都まんじゅう系」の菓子と良く似ている。創業当時からあるものだが、現在の「唐饅頭」は三代目が改良したものという。

この「唐饅頭」が「都まんじゅう系」のルーツではないだろうか。それが昭和二十年代後半に小型用の製造機が発明されて全国に広がっていったのかもしれない。

「唐饅頭」という名称から「中国」を連想するが、直接の関係はないらしい。「唐」には目新しい舶来モノという意味があるので、明治の時代に作られた、ちょっと洋風の風味を漂わすハイカラな焼饅頭に「唐饅頭」と名付けたと考えられる。

-----------

関連リンク

森八オリジナル「唐饅頭」
東京都墨田区業平、森八本舗の「唐饅頭」は、小判形で中はミルク餡(白餡と思われる)が入ったもので、形は小判形でお城の焼印がある。

東京浅草「晴月」の唐まんじゅう
こちらも「名代・唐饅頭」と同系統の焼菓子。

関連記事

二〇世紀ひみつ基地 金萬は秋田名物ではなかった!?
二〇世紀ひみつ基地 金萬は浅草から…
二〇世紀ひみつ基地 秋田銘菓?「金萬」製造ロボットを見学しよう!


| 食材・食文化 | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://20century.blog2.fc2.com/tb.php/127-d7824ab7

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT