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明治の洋館にチターの調べ

九月二十五日
第十一回赤れんが館音楽コンサート

今回は開館二十周年を記念して、日本チター協会の内藤敏子会長によるレクチャーコンサート。

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共鳴胴の上に旋律用のフレット付き五本弦と三十本ほどの伴奏弦がある、ギターとハープがドッキングしたようなチターは、ピアノと同じくらいの音域をもち、チェンバロに似た音を出す。古代の一本弦のハープが永い時代を経て、現在のかたちになったのは十八世紀の末という。

チターといえば、1949年に公開されたサスペンス映画「第三の男」のテーマ曲として有名。アントン・カラスの奏でる哀愁の旋律は、チターというマイナーな楽器を一躍世界に知らしめることとなる。

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内藤さんがスイスに滞在していたとき、森の中でチターをつま弾くと、たくさんの鳥が集まり木々に並んでさえずり続けたという。そんな逸話もうなずける、心の琴線に触れる演奏に、しばし忘我の境に遊ぶ心持ちであった。

この建物は音響も雰囲気も良いが、ときどき外を通る大型車両の低音振動が館内に侵入するのが玉にキズ、特にチターのようなデリケートな楽器ではそれが気になってしまう。防音など考慮されていない明治の銀行なので当然なのだが。

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関連リンク

内藤敏子 講演録・1998 東京・読売ホールにて
当日の演奏ファイルがあるが、あまりにも酷い録音のため聴かないほうがよい

アントン・カラス 第三の男 試聴

アントン・カラスの生涯

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