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看板撤去せよ!新種の落書きと地図看板商法

違法看板撤去せよ
▲2018.09

秋田市大町四丁目、四丁目小路と赤れんが館通りが交差する角地、駐車場のフェンスに設置された地図看板に、マジックインキで「無許可のこの看板撤去せよ!」の文字。ちょっと不気味だ。

詐欺まがいのセールスや押し売り行為で度々トラブルとなる(実例は巻末の関連リンク先に)地図看板。設置が容易なことから、駐車場などのフェンスでよく見かけるが、そのほとんどが無許可の不法設置。

地権者か管理会社が抗議のために「撤去せよ!」と書き込んだのでは?と最初に思ったが、調べると同様な案件が、この数ヵ月間に各地で広範囲に発生していた。

Twitter 検索すると、2018年5月の場所不明な報告を始めとして、7月に入ると一気に「撤去せよ!」関連 Tweet が増加。

報告された場所は、東京、埼玉、仙台、福島、山形など。

同業者のいやがらせか、業界に遺恨を抱く者の犯行か、義憤に駆られた個人もしくは組織による行為か、いわゆる愉快犯の一種か、最初の実行者を模倣した物件もあるのか。いずれにしろ、路上観察の対象としては興味深い。

落書きは器物破損罪にあたる。一般の野外広告物への書き込みであれば通報もできようが、それが違法看板の場合、設置業者が発見しても、うしろめたくてとても通報はできない。その点では痛いところを突いている。

スマホが発達した現代において、店舗の地図看板はもはや無用の長物。見向きもされない。ただし、落書きされた当物件を設置した業者の看板にはQRコードがプリントされ、しょぼいウェブサイトに店舗の情報が記載されている点で、旧態依然とした業界の中にあってはニューウェーブといえる。

違法看板撤去せよ
▲2011.05

「撤去せよ!」地図看板を見つけた駐車場は、1879(明治12)年に創業した呉服店「加賀正」の創業地。1970年代にキャッスルホテルの裏、仲小路にビルを新築し移転。その後「加賀正」跡地は同社経営の駐車場になっていた。2015(平成27)年の「加賀正」破産後、市内の不動産業者が管理している。

上掲画像の2011年5月時点で4枚の違法地図看板が確認できる。

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