ちまたでうわさの米国の動画共有サイト YouTube にて、いろいろと検索して遊んでいたら、八竜町(三種町)が生んだ鬼才、日本のオリジナル・パンカーとも称される、友川カズキ(旧かずき)の動画11本(06.11.01現在)を発見。
[YouTube]search=Kazuki Tomokawa映画「IZO」の動画の一部に残酷シーンあり要注意。
「ワルツ」は2003年の渋谷アピアでのライブから。「生きているって言ってみろ」「一切合切世も末だ」「私の花」は、1993年、某民放局の生深夜番組で放送されたもの。
「一切合切世も末だ」には、元頭脳警察の石塚俊明、永畑雅人(ロケット・マツ)らのお馴染のメンバーのほかに、バイオリンの松井亜由美の姿も見える。
「from TV drama '71.」というタイトルの動画は、1971年、NHKで放映されたTVドラマ『さすらい』( 演出・佐々木昭一郎)に出演したときのもの。
「私の花」で使われているのは、数々のステージで、ときに打楽器のように酷使されてきたボロボロのギター。若いときのステージでは、唄うごとにギターの弦がちぎれて、その指先には血がにじんでいた。
一転して、曲の合間にくり広げられる秋田なまりのMCで、場内は大きな笑いにつつまれ、緊張と緩和、動と静、涙と笑いが交差するステージがくりひろげられるのだ。
Beta-lactam Ring Records: Satoru米 Tiliqua Records から限定発売されたLPレコード「Satoru 」(サトル)が試聴できる米国サイト。解説もあり。
2003年にリリースされた、デビュー30周年企画盤CD13枚組「友川かずきBOX」から新録音の「サトル」を米国でアナログ化したもので、Tiliqua Records というレーベルを主宰するベルギー人は、友川の熱狂的なファンらしく、ライナー・ノーツも、ロンドン在住の音楽評論家・アラン・カミングスとともに担当している。
damonandnaomi.com mp3s米マサチューセッツ州ボストンを拠点に活動するデュオ・ユニット・デーモン&ナオミのオフィシャルサイトで聞ける「My Flower」(フルサイズ)は、友川の「私の花」の英訳カバー曲で、2004年、吉祥寺Manda-la 2でのライブ音源。二人と親交が深い、ゴーストという日本人バンドが共演している。
このサイトでは「Watashi no hana」のビデオクリップも見られる。デーモンのギターの弾き方が、まるで友川のそれのようだ。
連続射殺魔・永山則夫の獄中ノートに書かれていた、「私の花はなんの花」のフレーズで始まり「黒い造花の花でした」で終わる詩に、友川が曲をつけた「私の花」は、93年に、約7年ぶりにリリースされた『花々の過失』に収録されているリリカルな曲。
2002年にツアーで来日したデーモンは、念願であった渋谷アピアでの友川ライブに来場し、友川のリクエストでこの曲を歌ったという。
友川の歌が日本語を解せぬ人々にいかにして受容されるのか。友川の吐き紡ぐ言の葉は、言語の障壁を越え、言霊(ことたま)となり、音霊(おとたま)となって、人の心にストレートに共鳴するのだろう。そこに理屈などいらない。
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DAMON & NAOMI 日本語オフィシャルサイトDAMON & NAOMI「Ueno Station」試聴透明で浮遊感のあるサウンドを紡ぐ DAMON & NAOMIによる、アルバム「Earth Is Blue」には、友川と青森出身の三上寛に捧げられた「ueno station」という歌が収録されている。北の故郷と東京をつなぐ上野駅。郷愁漂うその歌は現代版「ああ上野駅」か。
美貌の魂!魂は時に絶叫する!友川かずきファンによるビジュアル豊富なプロフィル。
天才表現者ちあきなおみは今も尚我々の前に屹立する友川とちあきなおみの関わりなど
先日NHK総合で、BSで放送された「特集歌伝説 ちあきなおみの世界」の再放送があり、77年の紅白歌合戦で、髪を振り乱し取り憑かれたかのように、友川が贈った「夜に走る人」を唄う姿も映されていた。そのあまりにも衝撃的なパフォーマンスに白組司会者は「なんとも気持ちの悪い歌ですね・・・」と、つい本音をポロリ。
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