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二〇世紀ひみつ基地

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2005年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2006年01月

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鎌田の酒まんじゅう

駅に降り立ち改札を抜けると、どこからか「酒(さか)まんじゅう」の甘い香りが漂い、秋田に帰ってきたことを実感させた、かつてそんな時代があった。


昭和三十五年(1960)新聞広告

○〆(マルシメ)鎌田の「酒まんじゅう」は、駅の売店、駅前の鎌田会館、さかのぼると金座街でも販売され、漂う湯気と、ほのかな酒の香りは秋田駅前の風物詩であり、「金萬」と並ぶ手土産の定番だった。

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たけや製パンの「酒まんじゅう」

「酒まんじゅう」は店頭で蒸し上がった温かいやつを買って、冷めないうちに食べるのがベスト。その香りは、嗅覚に訴える香りの看板。

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昭和三十九年(1964)新聞広告

金萬よりも食べごたえがあり、価格も庶民的だった鎌田の「酒まんじゅう」が、嗜好の変化により売り上げが減ったためか、いつの間にか姿を消したのは、昭和五十年代後半のことだったろうか。

木枯らしの吹く夕べ、父さんがホカホカの「酒まんじゅう」をぶらさげて帰ってきた。それは遠い日の想い出の一コマ。

| 食材・食文化 | 20:30 | comments:7 | trackbacks:1 | TOP↑

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