FC2ブログ

二〇世紀ひみつ基地

●土地の記憶●歴史●民俗●路上観察●広告●二〇世紀ノスタルジア・・・秋田市を中心に

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

風見鶏型NTT洞道換気塔・秋田市民市場通り

▼秋田市内のNTT洞道換気塔(2)

NTT換気塔▲2020.10

紙屋小路にNTT洞道(とうどう)換気塔が建設された約10年後、電電公社が民営化されてNTTとなった昭和60(1985)年に設置された、風見鶏型の換気塔。

NTT洞道換気塔とは、前回の記事「紙屋小路のNTT洞道換気塔・大町四丁目小路」で解説したように、通信ケーブルが収納された洞道と呼ばれる地下深くにあるトンネル内で、保守・点検に携わる作業員を、酸欠事故から守る安全装置のひとつ。

市民市場通りと南大通りが交差する中通六丁目交差点に近い、和楽器の「梅屋」前、市道沿いの歩道に建つ当物件は、紙屋小路の換気塔とは換気方式が異なり、近づいても換気音(モーター音)は聞こえない。

NTTは当初、紙屋小路の換気塔のような実用性を重視したものを建てるつもりで、市に道路占用許可を申請するも、美観上好ましくないとの注文がついたため、風見鶏を換気塔に乗せたデザインに変更。

南大通り(旧・南通り)の拡幅工事にともない、交差する中通六丁目交差点から北側の歩道も、景観を考慮したカラーブロックで舗装されたため、配色もそれに合わせている。

本来の風見鶏(風向計)のように、鶏の部分を可動式にする予定だったが、近くに建造物や電柱があり、この高さでは風が当たらないため固定式にした。

ちなみにE・W・S・Nの方位はデタラメ。

NTT換気塔▲換気塔から「NTT東日本秋田支店」の無線鉄塔を望む 2020.10

秋田市民市場通りの洞道の規模・位置などに関する情報は、非公開なため不明だが、昭和59(1984)年に「秋田電報電話局中通局」(現・NTT東日本秋田支店) の新棟を増設しているので、その増設工事に合わせて局舎の地下から換気塔のあたりまで洞道が造成されたのだろう。

NTT換気塔
▲2011.10

換気塔の隣りに建つ電柱に、地下から延びる通信ケーブルが見える。

平成19(2007)年度から平成23(2011)年度にかけて、中通六丁目交差点から広小路交差点まで、電線類地中化工事が行われたため、上掲画像の電柱は撤去された。

| 散歩写真・路上観察 | 08:00 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

紙屋小路のNTT洞道換気塔・大町四丁目小路

▼秋田市内のNTT洞道換気塔(1)

NTT換気塔
▲紙屋小路 2020.01

秋田市の中心部を流れる旭川に架かる四丁目橋から寺町を突き抜け、新国道に到る四丁目小路のうち、南側に「那波伊四郎商店」の土蔵と本社事務所、北側に明治の町家建築「那波紙店」(那波伊四郎商店) がある、いにしえの面影を残す区画を、自分は“紙屋小路”と呼んでいる。

NTT換気塔▲紙屋小路 2020.01

その紙屋小路(四丁目小路)の「那波伊四郎商店」前の市道上に、電柱のような物体が建ち、頭頂部にある箱に換気扇が収納されているのか、近づくとゴーゴーと、換気音らしき大きめの物音がする。その音は常に鳴っているわけではなく、柱には所有者を記したプレート類は見当たらない。

NTT換気塔▲2020.01

この謎物件の正体は、「日本電信電話公社」(現NTT) が、昭和50年代初頭に設置した地下トンネルに通じる換気塔。

通信ケーブルが収納された洞道(とうどう)と呼ばれる地下トンネル内で、保守・点検に携わる作業員を、酸欠事故から守る安全装置のひとつだ。

昭和50年代初頭、固定電話の加入率は右肩上がりをつづけていたが、秋田市大町三丁目に存在した「秋田電報電話局」の敷地は狭く、電話交換機を増設するスペースが少なくなったため、大町四丁目(旧・豊島町)の「秋田電報局」跡地に「秋田電報電話局大町分局」を新設し、急増する電話加入申込みに対応することに。

NTT秋田▲NTT秋田大町ビル(旧・秋田電報電話局大町分局)2019.10

昭和51(1976)年「秋田電報電話局大町分局」竣工。旭川を境とした西側一帯、最大1万2千台の加入電話をカバーする。

当地は「秋田電報局」跡地。戦前までさかのぼれば、山王に移転する前の「旭北小学校」がここにあった。

「秋田電報電話局大町分局」の建設に合わせて、通信ケーブルを収納する地下トンネルである洞道(とうどう)の開削工事および、洞道と連結する主要管路埋設工事が、昭和50(1975)年秋から翌51年初夏にかけて、周辺の道路を一般車両通行止めにして行われた。

「秋田電報電話局大町分局」地下と直結する洞道の延長は、局舎から「那波紙店」付近までの86メートル。地下9.7メートルの位置に、高さ4.4メートル、幅5メートルの洞道が設けられた。

洞道の位置は公表されていないが、「秋田電報電話局大町分局」から紙屋小路の換気塔まで約86メートルあるので、換気塔の位置が洞道の終端と思われる。

洞道から先のケーブルは、主要管路という地下ケーブル管を通り、さらに細い地下配線管路を経由し、電柱から架空ケーブルで、ビルや各家庭へと引き込まれる。

NTT通信ケーブル

NTTの洞道の役割、構造などについては文末の関連リンクを参照のこと。

次回は秋田市内にある、もうひとつのNTT洞道換気塔のお話しを。

那波紙店
▲「那波紙店」前から右手に紙屋小路の換気塔を望む 2020.11

NTT換気塔
▲紙屋小路から「NTTドコモ秋田ビル」 2020.11

秋田市大町三丁目の「秋田電報電話局」跡に建つ「NTTドコモ秋田ビル」。その北隣の広い駐車場が「秋田郵便局」跡地。左手前角地の駐車場が「加賀正呉服店」跡地。

四丁目小路

| 散歩写真・路上観察 | 08:00 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

何と読む?「難読看板」川反五丁目小路

川反五丁目小路
▲2019.04 川反五丁目小路

川反五丁目小路

秋田市大町五丁目の「川反五丁目小路」に残る、廃業して久しいスナックの看板。はたして何と読むのでしょう?その答えは後半で。

このスナックの存在を知らない人には、まず読めない。視認性を重視する看板としては失格だが、仲間内にだけ通じる暗号性・記号性という点において、街角にはびこるグラフィティ(落書き)に通じるものがあり、ラフでスピード感があるタッチも、その系統の匂いがする。

川反五丁目小路
▲2005.02 川反五丁目小路

 入口にアーチがあった時代の「五丁目小路」。

川反五丁目小路
▲2004.09 川反五丁目小路

今はもう無いアーチをくぐって進むと右手にみえるスナック「銀座四丁目」が、さきほどの難読看板の店。ご覧のようにその初期は普通に読める看板だった。

今も残る難読看板のほうは、ひらがなで「ぎんざよんちょうめ」と記されているようだ。

| 散歩写真・路上観察 | 08:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

雪の足跡・野良猫の出入口

野良猫の出入口

秋田市川反の飲食店の床下に通じる通気口は野良猫占用の出入口

人家や神社仏閣の縁の下は野良猫にとって寒さをしのぐ住み処となるが、最近はたやすく縁の下に進入できる建物が少なくなった

| 散歩写真・路上観察 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

旧「後藤商店」に「モグネズ」間もなくオープン

mogunezu_モグネズ
▲2019.12

川のない橋・牛島橋たもと「秋田牛島郵便局」向かいのレトロ建築、旧「後藤商店」(後藤書店) に、2019年12月21日(土)、 varietystore「mogunezu」(モグネズ) オープン予定。

「石田珈琲店」喫茶「キトキト」を立ち上げた店主が経営する、焼き菓子と雑貨の店で、取扱商品などは文末の関連リンク先に。

思い入れのある、なつかしい建物に数十年ぶりに明かりが灯った。

mogunezu_モグネズ

mogunezu_モグネズ

牛島橋通り・悟道商店
▲牛島橋跡と改装前の後藤商店 2015.10


▲モグネズ・旧「後藤商店」

| 散歩写真・路上観察 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT