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昭和初期、ドイツの映画製作会社 Degeto Film によって撮影された、日本の生活・文化をドイツに紹介したショートフイルム。
中流階級の家庭生活、丸の内ビル街、市電の走る銀座、有楽町の日本劇場、デパートメントストアの呉服売り場、桜咲く公園、昼竿燈、祇園祭、歌舞伎などが収められている。
動画投稿者は「Life in prewar Japan 1932」とタイトルを打っているが、収容人員5千を誇り東洋一の劇場と称された「日本劇場」が竣工したのは昭和8(1933)年12月、そして、「日本劇場」の看板に「ブウルウ」の文字が確認できることから、昭和14(1939)年の春から夏にかけての撮影と推察する。
ブウルウ(Booloo) 製作年 1938年 製作国 アメリカ 配給 パラマウント映画 日本封切り 昭和14(1939)年3月31日~4月10日(日本劇場)
▲日本劇場
本題の「昼竿燈」の映像は、2分21秒あたりから、ほんの10数秒間。無声映像に適当な音をかぶせている。
▲法被に「保鉄青年会」の文字 保鉄=保戸野鉄砲町
当時の竿燈は女人禁制で囃子方も男性のみ。笛太鼓に女性の参加が認められたのは1980年代初頭のことだが、今でも保戸野鉄砲町(町紋・お多福)は女人禁制を守っている。
撮影地点は中土橋通り・千秋公園入口。竿燈が立ち並ぶ場面は、県民会館の前身にあたる県記念館の北側、秋田放送局のラジオ塔が存在した花園(現・県民会館)の高台から俯瞰した映像で、昭和初期の写真に、同じアングルで撮影されたものが少なくはない。
▲昭和初期・絵葉書
▲昭和初期・原色版(人工着色)絵葉書
右手の黒板塀がある木造建築が「明徳小学校」初代校舎(現・市立図書館明徳館)。
▲市立図書館明徳館前 2008.08
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