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現役の噴水ジュース・毎日新聞

ここ数日、当ブログに「噴水ジュース」および関連キーワード検索や、その関連記事のリンクから訪れる人が、この五日間で500アクセスを越えている。

調べてみると、6月20日付「毎日新聞」の記事「もう一度食べたい:続・噴水ジュース 現役自販機、あった--島根・大田の彼岸市」が原因のようだ。

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「毎日新聞」web版より

記事は島根県大田市で今も現役で活躍する「噴水ジュース」を紹介したもの。大田市駅前商店街で年二回開催される「彼岸市」に登場する「噴水ジュース」は、今も一杯十円で販売し、街の人気者になっているとのこと。この自販機、昭和の一コマを語る文化財級の貴重な現役機である。

昨年十月には、国立科学博物館・産業技術史資料情報センターにおいて、歴史的自販機を展示する企画展「ようこそ!自販機ワールドへ~自販機産業の過去・現在・未来」が開催され、ホシザキ電機の噴水ジュース自販機「オアシス」が出展されて話題になった。

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関連リンク

もう一度食べたい:続・噴水ジュース 現役自販機、あった--島根・大田の彼岸市
もう一度食べたい:噴水ジュース 舞い踊るオレンジ
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噴水ジュースがあった時代

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噴水型ジュース自販機「オアシス」

ボトルの中で噴き上がるおいしそうなオレンジジュースに購買欲をそそられ、左のコップホルダーから紙コップを引きだし、右の受け皿に載せ十円玉を入れると冷たいジュースが注がれる。

昭和三十二年(1957)に、日本初のジュース自販機を世に出した星崎電機(現ホシザキ電機)が、昭和三十七年(1962)「街のオアシス」というネーミングで、噴水型のジュース自販機を発売し大反響を呼ぶ。ガラスボトルの内部で冷たいジュースが吹き上げる仕掛けは、ディスプレー効果絶大。日本中のデパートや街角に設置され、十円紙コップジュースとして親しまれた。

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ジュースの添加物調査 昭和三十九年(1964)

秋田県広報誌のグラビアから、食品監視員による添加物調査の様子。場所は木内デパート屋上と思われる。夏場はあまりの売れ行きの良さに、補充したばかりの生ぬるいジュースに当る確率も高かった。

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秋田ステーションデパート内「○〆(まるしめ)鎌田」昭和四十六年ころ

星崎電機の「オアシス」に似ているが、ボトルの部分が角形で全体的にコンパクトにまとめられている。

一世を風靡した噴水型ジュース自販機だったが、機器の中をジュースが直接循環する極めて不衛生な方式が問題となり、衛生面での規制が敷かれ、その後は瓶・缶入りの自販機へと役目を譲り、噴水型自販機はこの世から消えてしまう。

星崎電機(現ホシザキ電機)ではその後、アイスクリーム、コーヒー、ハンバーグ、ストッキング、全自動製氷機等のユニークな自販機も開発し、現在は業務用厨房機器全般を扱うメーカーとなった。

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